工場や倉庫の屋根・外壁部分の塗装は、直接利益につながらないからといって、つい後回しにしてしまいがちです。
また、経年劣化の進んで傷んだ建物内で仕事をしている従業員も気づいていないことが多く、オーナーや経営者が建物の環境や周辺環境によく配慮しているかどうかが大きな問題となります。
結論からいえば、屋根や外壁部分の塗装のタイミングを逃すと確実に損失です!知らない間に損失が出ている可能性もありますので、無視しないように十分にご注意ください。
そこで工場や倉庫の塗装のタイミングはいつなのか?いくつかのポイントに絞って解説していきましょう。
明らかに塗装面に汚れが目立つ
工場や倉庫の塗装面は、周辺環境がよい場合でも確実に経年劣化しています。
遠くからみても、明らかに汚れやクラックなどが目立つような場合は、建物内部の経年劣化が進む前に屋根塗装・外壁塗装工事を実施すべきでしょう。
また、専門家による点検を定期的に依頼し、塗装面の汚れやクラックのほか、カビの発生、塗装の剥がれなどの経年劣化が進んだ状態なら、塗装の建物保護機能が大幅に低下していますので、すでに塗装のタイミングがきているということになるでしょう。
塗装に高い機能を付加したいとき
塗装は、美観を向上させる目的だけで実施するわけではありません。
塗料の性能も年々進化しています。
工場や倉庫に使用されている塗料も外壁の保護機能だけではなく、さまざまな付加価値の高い機能が追加されています。
例えば、防水性を強化した塗料や断熱・遮熱性能をもたせた塗料などです。
工場や倉庫は塗装面積が広いので、塗装するだけでも想像以上に大きな効果が期待できます。
例えば、断熱塗料なら建物内を快適な温度に保ち、光熱費を節約できる効果が高まります。
すでに塗装した塗料の耐用年数が過ぎているとき
塗料も建築資材と同じような消耗材であることから、メーカー側が耐用年数を決めています。
メーカーが指定する耐用年数を過ぎると、経年劣化が目立っていきます。
例えば、色あせや塗膜の剥がれなどのよくない症状です。
耐用年数は、塗料の種類ごとに大きく異なります。
まずは建物にどのような塗料を使っていたのかを調査して、耐用年数が過ぎる前に必ず屋根塗装・外壁塗装を実施してください。